色々な地域のお酒を楽しんでもらう会員カード
少し前なら焼酎、最近なら日本酒や地ビールなどのクラフトビール系を豊富に扱っているお店が増えていますよね。焼酎が好きな人、日本酒が好きな人、ビールが好きな人なら豊富なメニューリストを見ているだけでもワクワクすると思います。
まだそれほどお酒に詳しくないビギナーのお客様にもゲーム感覚で色んなお酒を覚えてもらえたら楽しいと思いませんか?
そんな意味も込めた初心者もマニアもお酒を楽しめる会員サービス特典の販促です。
※画像は日本酒をイメージして都道府県を書いていますが、ちゃんとした日本地図の背景にして地図上にスタンプを押せるような方がお客様は喜びそうですね…)
お店のファンを育てるポイント
コミュニケーションを取る
一度に多くの種類のドリンクメニューを揃えるのは、大型チェーン店ならまだしも、小さな個人経営の飲食店にはむずかしいですよね。
もちろん、バーや居酒屋などお酒メインの業態なら、通常から豊富な種類を揃えられるかもしれませんが、食事メニューのラインナップが多いダイニングバーやビストロ、カジュアルフレンチ、カジュアルイタリアンなどは冷蔵庫や厨房スペースの関係もあって、大量のドリンク類を用意しておくのは大変だと思います。
なので、グランドメニューとして常に揃えておくのではなく、スポットで「〇月上旬からは○○地方のお酒を中心に仕入れます」や「今日の日替わりは○○の地域限定です」などのアナウンスをしながら、お客様とのコミュニケーションも含めて会員カードを広めていけると良いと思います。
メニュー表に商品知識を掲載する
こじんまりとしたカウンター席がメインのお店なら、自然にお客様との会話の中から、料理やお酒などメニューについて説明する機会が生まれると思いますが、テーブル席がメインのお店だとそういうシチュエーションには、あまりならないと思います。
テーブル席がメインのお店や、カウンター席メインだけど忙しくてお客さんと会話ができない場合でも、自然といろんなお酒の注文がもらえるように、メニュー表にお酒の原料や特徴、製造方法のこだわりなど掲載するのは良いと思います。
メリットは2つあります
【1つ目のメリット】
お酒を飲む楽しさとは別にうんちくを覚える楽しさが増えることです。(とくに男性の場合)
もちろん、全く興味ない人もたくさんいると思いますが、お店側から知識を増やす楽しさを知ってもらうきっかけを作るだけでも良いと思います。
長い目で見れば、お店のファンになってくれる可能性が高くなったり、お酒が好きな人が集まる可能性があるので、自然と売上アップにつながります。
【2つ目のメリット】
「次回はこれを頼もう」と、お客様の頭の中でもう一度来店したときのことをイメージしやすくなることです。お客様の頭の中にお店のことが入っていれば、リピートにつながりやすくなります。
例えば、お酒の名前が箇条書きになっているだけのメニュー表を見て、それを覚えて帰れる人はほとんどいないと思います。
だけど、その商品についての説明によって、生産地域、生産者の背景などがイメージできると記憶に残りやすくなります。名前は覚えられないけど「あのお酒も飲んでみたかったな、次回はあの○○産の限定のお酒を飲もう」という感じです。