10連休の長いゴールデンウィークも終わりましたね。
飲食店で働く皆様、お疲れさまでした。スタッフの確保や仕入れもままならずに大変な思いをされたのではないでしょうか。
次のイベントは母の日ですね。…と、その前にゴールデンウィークのスタッフ不足で嘆いてたオーナーさんに向けて一つ記事を書きたいと思います。
「せっかく雇ったバイトがまた辞めてしまった…」
「最近の若い世代は根性がないヤツばかり…」
年中アルバイト募集の張り紙をしている飲食店は多いですよね。
そんな飲食店に共通している点を挙げてみます。自分のお店が当てはまっていないか確認してみてください。
経営者がアルバイトの働く動機を理解していない
アルバイトスタッフが長続きしない職場の特徴として、
「自分が昔こうだったから、今のアルバイトもこうあるべき!という経営者の想い」と、アルバイトスタッフの「働く動機(働く姿勢)」にギャップがあります。
経営者は、社員とアルバイトに求めるものが違うのは、もはや当然として、アルバイトスタッフの中でも「働く目的が違う」ことを認識しましょう。
例えば…
- お金が必要で自分ができそうな仕事だと思った
- 家や学校からなるべく近い職場を探した
- 働ける時間帯が限られていて消去法で選んだ
- 仕事内容に興味があったので応募した
- 食べたり飲んだりするのが好き
このような応募動機があるとして、ポジティブ要素なら素直に教えてくれると思いますが、ネガティブ要素と考えられるものは、アルバイトスタッフは自分の口から本音で動機を言わないですよね。
採用時にわからなくても、働いているうちに経営者側も気が付いてきます。
そのときに雇用している側の経営者が、「こいつは嘘つきで信用できない」と思うのか、「これが本当の動機なら、このポイントに配慮して扱ってあげよう」と柔軟な考えを持てるのかで、職場の雰囲気は変わってきます。つまり離職率が変わります。
おおまかな例としてアルバイトスタッフの動機が、
- お金や時間を優先…単純作業を割り振る。仕事内容もマニュアル化。
- 飲食自体に興味がある…知識や経験を得られる仕事を割り振る。
オペレーションが整っていない
長年定着していたスタッフが辞めた後や、まとめて何人ものスタッフが辞めてしまった後の体制として、少人数の職場ではオペレーションが上手く機能しないことがあります。
そのときに、スタッフが成長したり、人員が集まるまでずっと同じやり方を通すのか、ある程度妥協して、体制を変えるのかは、検討の余地があると思います。
- 「絶対にブレてはいけないこと」
- 「時代に合わせて変化させること」
経営者は常にこのポイントについて考える必要があります。
そこを含めて一度ゆっくり考えてみましょう。
マニュアルがなく指示が感覚的
「アルバイトスタッフが使えない」と愚痴っているお店は、誰でもできる仕事を経営者や社員がやっているケースを見かけます。
ルーティンワークを変えるのは大変ですが、アルバイトスタッフができるようにマニュアルを作成しましょう。
マニュアルを作成するまでもない作業でも、指示の数値化の習慣をつけると、スタッフが働きやすくなります。
例えば…
- ×「適当な分量」→ 〇「何グラム」
- ×「早めに」→ 〇「何時までに」
- ×「こまめに」→ 〇「使用前と使用後に一回ずつ」
「こんなことまで?子供じゃないんだし、くだらない…」と思われるかもしれませんが、個人的な感覚はひとそれぞれです。
アルバイトスタッフが経営者や社員の思い通りに動いてくれるまで、仕事を覚えるよりも先に指示を出す人の感覚を覚える必要があり、そのためには膨大な時間とストレスが双方にかかります。
最後に