飲食店経営者が求人募集に応募してもらうためには

以前、求人募集しても応募がこない飲食店の特徴という記事を書きました。

今回は、人手不足で閉店してしまう飲食店も多い中、個人経営でも店舗を拡大している応募が集まりやすいお店の特徴を挙げてみます。

採用条件が良い

これは当たり前すぎますが、近隣店舗の同業他社と比較して、平均より劣る条件の求人には、人は集まりません。みんながわかりきっていることですが、大切なことなので是非最後まで目を通して下さい。

削るべき経費は本当に人件費なのか

まずはお給料(人件費)の話です。

「うちはそんなに儲かっていないからムリだな…。」とあきらめる前に、もう一度だけ経費の見直しをしましょう。

僕もお店を運営していた頃、数字だけで考えていたときは、「この経費は○○%くらいで、これは××%に抑えて…。」と計算して、人件費を極力抑えた状態でスタッフに働いてもらっていました。

正直、自分はたまたま良いスタッフに恵まれていて運が良かったと思っています。

しかし、現在繁盛していてスタッフも多くいる店舗は、地域の飲食店の中で、比較的良いお給料を出しています。

これは経営者が、他のムダな経費を削減して、お金を人件費に回すことで、お店が活気づいて、結果的に売上が上がり、人件費分の採算が取れるとわかっているんですね。好循環が生まれます。

採算の合わない広告費や、今まで惰性でやっていたけど本当に必要のある仕事かどうかの見直しなど、「ムダをなくすための努力」をしています。これを徹底する経営者さんが少ないと感じます。

繋がりを大切にする

経営者が「人がお店の財産」だと理解していると、自然とスタッフやお客さんにも「繋がり」が発生します。

サービスの良いお店、美味しいお店がお客さんに人気があるように、労働環境の良いお店は働きたいと思っている求職者に人気があります。

お店でも、ホームページ(ブログ)やSNSでも、コミュニティを大切にしていると、「求人募集」が出れば自然と繋がりのある人たちに広まっていきます。

身内やスタッフが知り合いを紹介したり、お客さんからも知人を紹介してもらったりするケースが出てきます。

これは経営者の日頃の「人に対する想い、接し方、考え方」が影響してきます。自然と人が集まるタイプの経営者もいれば、毎日そういうことを意識的に心がけて人が集まってくるタイプの経営者もいます。

実際に僕の知人のお店では、求人誌にお金を払うよりも、日頃からの人脈やパイプが強みを発揮しています。

働きやすい環境を積極的につくる

あなたのお店で「働き方のマニュアル」は作っていますか?

「どうせスタッフが1~2人しかいないからマニュアルなんていらないよ。」小さな個人経営店で、よくありがちな考え方だと思います。

しかし、「大きなチェーン店なら必要で、小さな個人店には必要ない。」という考えには、僕は反対です。小さなお店でもマニュアルがあった方がスタッフ側の負担が減るからです。

マニュアルがあると、基本的な事をいちいち先輩や上司に聞く精神的負担や、本来はお客さんに向けるべき気遣いをムダに消費しなくて済みます。

働きやすい環境というのは、お給料の金額だけではありません。スタッフは入社後には精神的なコストも差し引きで考えて、その額が妥当かどうか判断し、働き続けています。

辞めるスタッフが少なければ、そもそも人手不足に悩まされることもありませんし、前述の繰り返しですが、求人を募集する際には、働きやすい環境を知人や友人に広めて、紹介にもつながります。

「忙しくて、そんなヒマはない!」と言わずに、コツコツと時間をかけても作成することをおすすめします。

まとめ

店舗を拡大している経営者の方は、比較的若い年代の方が多く見られます。若くて勢いがあるというのも要因だと思いますが、僕は「コミュニケーションスキル(ネットを使いこなす)」と「変化への対応力(昔ながらのやり方を見直せるか)」が成功のポイントだと思います。