前回はホームページやSNS、チラシなど、色々な媒体の特徴を簡単に説明しました。
「特徴はわかったけど、結局何をすればいいの?」
「なんだかんだ言っても、そんなに色々出来ないよ!」
と思われた人も多いかと思います。
1番費用対効果の高かった集客方法
実際に僕が小さなフレンチレストランを運営していた頃は日々の通常業務に追われていて、ホームページを更新する時間は深夜に睡眠時間を削って捻出していました。
あれやこれやと夜中に色々試行錯誤して、一時期は無理がたたって体を壊しましたが、このサイトを読んでくれている経営者の皆さんには同じような経験をしてほしくありません。
ここではもっとも効率良く集客出来た方法を公開します。以下のような流れでした。とりあえず最小限の労力で集客したい場合はやってみる価値があると思います。
数ある集客方法の中で、何をやるか悩んでいる人は試してみてください。
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ブログ機能とSNSを連動させたホームページを作る
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ホームページを検索できるように店頭にショップカードやリーフレットを設置
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ホームページ内のブログを更新して一部をSNSに流用
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SNSの更新をメインにシフト
この手順で、まずは新規客を取り込み、最終的にはそれほどパソコン作業(更新)をしなくてもリピーターで安定した売上が確保できるような流を作ります。
ブログ機能とSNSを連動させたホームページ
わかりやすい表現で「ホームページにブログ機能を組み込む」と言っていますが、正確にはブログのように更新できるワードプレス(Wordpress)というシステムで、ホームページを作成するというのが正しいです。ホームページの作り方などの詳細はまた別の記事でお話します。今回は集客の流れに焦点を当てたいと思います。
まずはお店のコンセプトや来店してもらいたいタイプのお客様を明確にして、それに見合うホームページを作成します。
自分でつくっても業者さんに頼んでも、つくった時点ではそれほど集客効果の差は出ません。ただ高級志向で非日常感を演出したいお店なら、業者さんに見栄えの良いホームページをつくってもらった方が無難です。
ショップカードやリーフレットを店頭に設置する
店頭に持ち帰れるショップカードやリーフレットを用意します。1階の路面店でない場合は、立て看板に付けておけばいいと思います。
ホームページが出来たばかりの頃は、直接ホームページを検索して来店するお客様は少ないと思います。SEO対策(Google検索で上位表示されやすくなる対策)をしても表示されやすくなるのには少なくとも1ヶ月くらいかかるからです。
ですので、初めは地道にショップカードやリーフレットといった紙媒体を積極的に利用しましょう。名前を知って(覚えて)もらって、そこからホームページを検索してもらえるようにします。
お店が通行人の少ない路地裏などの立地であれば、初めの頃は有料の広告を利用するのも検討しましょう。ここでのポイントは広告で一時的な集客が出来たとしても、それに甘えずに自分のホームページやSNSを育てていく気持ちでいることです。
ホームページとSNSを更新する
SEO対策として、お客様が検索しそうなキーワード(例…地域名+フレンチなど)を含めたタイトル記事でホームページをどんどん充実(更新)させていきます。
このときのキーワードの考え方は色々あるのですが、ここでは省略して別の機会にお話しします。
この流れで伝えたいのは、ホームページはつくってからコツ(SEO)をおさえた更新作業が重要になってくるということです。
並行してSNSでも情報発信をしていきます。SNSは慣れないと変な独り言みたいな感じの内容になりやすいので、しばらくはホームページの内容の抜粋のような簡単なものでも良いと思います。
SNSの更新をメインにする
SNSを続けていくと次第に常連さんやファンがついてくるようになると思います。
初めの頃の作業(ホームページで発信する情報)は基本的に新規来店客をターゲットにイメージしながら進め、SNSの更新からはリピーター客に対するフォロー(囲い込み)をイメージしていくと進めやすいと思います。
ホームページにも新規客に検索してもらいたいキーワードの記事を一通り書き終えて、SNSもファンがついてきた頃には、定期的に新メニューや季節のメニューの案内などだけでも集客には困らなくなってくると思います。
新規集客からリピート集客への流れ
通常業務で忙しい飲食店ができることは、ほんのわずかな隙間時間を利用してできることだけだと思いますので、ホームページの作成は自分ではむずかしいかもしれませんが、お店がリピーターでいっぱいになるまでは、地道にホームページの更新と紙媒体(有料広告も含め)などで集客していきましょう。
お客さんが増え始めたら、スマホを使って片手間で簡単に情報発信するだけで済むようになります。
自力でやっても業者さんに頼ってもいいので、この流れだけしっかりつくれば、あとは隙間時間にやることをやるだけでお客様は自然と集まってきます。