求人募集をする時の3つの注意点

働いているところ

売上低迷と人手不足で悩んでいるオーナーさんが、お店の一番目立つガラス窓に「求人募集のお知らせ」を貼ろうとしているという話を聞いて、僕が求人募集の際にお店が注意した方が良いと思うことを3つ挙げてみます。

求人の店頭告知は効果的か?

街を散策していると、本当に多くの飲食店が求人案内を店頭に貼り付けていることに気が付きます。

僕の知人の飲食店でも同じように店頭で求人の告知をしていますが、正直な気持ちを言うとあまり大体的にやらない方がいいのかな?という気がしています。

実際に近隣の方がアルバイトに応募してくれるケースはあるので、効果がある事はあると思います。

ただ、長い間ずっと求人案内が出ていると、一般のお客様からすれば「いつも人手不足でお店のサービスが十分に行き届いていないのでは?」という気持ちになりませんか?

少しでも多くの人に知ってもらう必要はあるので一概には言えませんが、「人手不足」というマイナスのイメージを避けるために言い方を変えてみるのはいかがでしょうか?

  • 「フランス料理に興味のある方はご覧下さい」
  • 「イタリアンレストランの勉強をしたい方へ」
  • 「飲食業界で働きたい方にお知らせです」

その場に条件を出すのではなく、ちょっとしたリーフレットやショップカードくらいの紙に条件を書いたり、詳細が掲載されているホームページ(求人ページ)のアドレス(URL)やQRコードを載せたりして持ち帰れるようにすると、気になった人が気軽に持ち帰って家でゆっくり検討できて良いと思います。

求人専用のWEBサイトを用意する

仕事量が多く、多忙ゆえにホームページの運営も敬遠されやすい飲食業界ですが、だからこそ求人用にWEBサイトの立ち上げを検討してみてはいかがでしょうか?

お店のホームページ上ではなく、あえて求人用サイトを作るのは、前述の「一般のお客様から見てお店の印象が悪くなる可能性」を避けるためです。

応募者にとっても、お店側の「積極的に採用したい」という姿勢が伝わると思います。

求人サイトと言っても、お店のおまけページみたいな簡単なもので良いと思います。

採用に関して詳細に興味を持ってくれた人に案内する場合は、そのWEBサイトのアドレス(URL)を見てもらいます。

一時的な利用であれば、WixやJimdoと言った無料でWEBサイトを作成できるサービスで十分かと思います。

条件以外に何を載せるべきか

近隣の店舗と比較して給料や待遇など良い条件が提示できない場合は、少しでも店の内面を知ってもらえる努力をしましょう。

例えば求人サイトにはオーナーの顔を載せたり、他のスタッフが働いている写真、差し支えなければ厨房など、動画を撮るのも効果的です。

仕事を探して求人に応募する人は、自分が想像するイメージと実際の仕事にギャップがないか不安でいっぱいです。

「気軽にお電話ください!」「まずはお問い合わせを!」と、いくらメッセージを送っても、その前に「どんな同僚がいるんだろう?」「どんな職場なんだろう?」という不安を払拭してあげなければ、話は先に進みません。

最近はスマホでもかなりキレイに動画が撮れますので、ちょっとした挨拶動画を求人サイトに掲載すれば、かなり求職者にとってはプラスの印象になります。

まとめ

今回は、一般のお客様にも配慮をして、採用の待遇で勝負できない場合は、お店の内情をなるべくオープンにして、できるだけ応募者の心理的ハードルを下げるように意識しましょう!というお話でした。