夏休み(お盆休み)に集客するための販促

お盆休み

今年は8月から一気に気温が上がりましたね。私は連日の猛暑で身体がまいってきました。

今回は、「こんな暑さじゃお客さん来ないよなー」と、半ば集客をあきらめているオーナーさん向けの記事です。

個人経営だと、お盆はしっかりお休みするお店も多いと思いますが、せっかく営業しているお店なら販促を考えたいですよね。

飲食店が8月の夏休み(お盆休み)にやるべき販促

飲食店でも業種によって8月は数字が落ち込むお店と、伸びるお店があります。

多くの飲食店は売上が落ちると思いますが、ビールなどを売りにしているお店は逆に繁忙期ですよね。

「やっぱり夏向きのお店じゃないと8月は集客できないよね」という話をしたいわけではありません。そういう前提があっても、前向きにできることをコツコツやっていきましょう。

お盆に営業していることを発信する

まず、これ自体は販促ではありませんが、「お盆期間は営業するのか?」とお客様に質問される前に、自分からホームページとSNSで「お盆は営業していますので来てください」と伝えましょう。

世間の大型連休の時期に、「うちは休むと言っていないから、営業するに決まっているでしょ?」と告知をしないお店がありますが、ホスピタリティに欠けますし、大型連休という世間での共通の話題があるのに、それを取り上げないのはもったいないです。

まずは「営業する」ということだけでも発信しましょう。

普段は会社の近くで簡単に外食して夕飯を済ませる独身者が、「自宅周辺の飲食店はわからないけど、たまたまSNSで見かけた」または「外食したいけど、いつものお店が休業だから」という理由で、来店してくれるかもしれません。

夏休み

小さな子供の入店制限を緩和する

普段は小さな子供の入店をお断りしている居酒屋、レストラン、バー、ビストロ、フレンチ、イタリアンなど、お盆の期間だけでも入店の年齢制限を下げる販促はいかがでしょうか。

ゆっくりお酒や食事を楽しむお店は、オペレーションやブランディングなど経営の観点で子供の入店をNGにしていることが多いと思います。そこで、例えば子供と親の休みが重なるお盆の数日の期間だけ「家族連れ」のお客様にお店を解放するイメージです。

田舎に帰郷しないファミリー層は、夏休みは毎日子供の食事作りが大変で、たまには外食で済ませたいと思っている主婦の方が大勢います。

家族連れ(子供向け)の限定メニューを作る

子供の入店を下げる販促と同じ感覚ですが、いつもは用意していない「家族で食べやすいメニュー」を検討します。

家族連れのお客様に来店を促したのに、「うちは本来はそういうお店(子供OK)じゃないので、普段のメニュー(おつまみ系)の中から子供でも食べられるものがあったらどうぞ」というスタンスでは、ホスピタリティやサービスが良いお店とは言い難いです。

短期間なので、無理に大変なメニューを作る必要はないと思いますが、基本的に高級食材やおつまみメインのお店の場合、大皿料理でシェアできるようにしたり、せめて「子供のためにあえて(例「ポテト」や「ソーセージ」などを)用意してあげた」という感じを演出するだけでもお客様に喜ばれると思います。

最後に

「この暑さではお客様は来ない」という先入観を捨てて、「この暑さでもどんなお客様なら来てくれる可能性があるか?」「来てくれたらどんなことでそのお客様を喜ばせられるか?」を考えて8月を乗り切りましょう。