平日の夜(ディナー)に集客するには

ディナータイム

今回はディナータイムの集客についてです。小さな飲食店でしか有効ではないかもしれませんが、読んでみて下さい。

飲食タイプの種類で対策を考える

飲食店では、平日のディナーの売上に関して、多くの経営者の方が悩まれているかと思います。

「あと少し平日の夜の売上が上がれば…」

「週末はお客さんを断るのに、平日はガラガラなんてもったいない…」

平日の集客と言っても、お酒を飲む割合が多い居酒屋やバーと、食事がメインのダイニングバーやレストランとでは対策が異なります。

例えば、飲みがメインの飲食店ならアーリータイム(夕方)からの「おつまみ付きチョイ飲みセットキャンペーン」や「ドリンク半額キャンペーン」等の販促がよく行われていますよね。

「お酒飲みたいけど、家に帰る前にちょこっとだけにしておきたい」、「お小遣い制だから、少しの予算で楽しみたい」と思ってるサラリーマン層に向いています。

こんな感じでそれぞれ分けて考えましょう。

居酒屋・バー向けの集客対策

お店の雰囲気にもよりますが、やはり基本的には仕事帰りに「明日の仕事に影響しない」程度の軽飲み系の販促が有効だと思います。ここではそれ以外のポイントを挙げてみます。

お得感を演出する

一つ目のポイントは「お得感」です。

思わず立ち寄りたくなるほどの「魅力」が必要になります。

「え?これがこの価格で注文できるの?」と思わせる価格設定だと、人を誘って連れて行きたくなります。

前述のような例で言えば、思い切ってアーリータイムの販促目当てのお客さんでの利益は考えずに、誘惑に負けてもう一杯飲んでしまうお客さんや、賑わった店内の様子を見て後から釣られて入って来るお客さんから利益が出れば良しとしましょう。

明日、仕事をしない人をターゲットにする

二つ目のポイントは狙うターゲット層ですね。

大体いつも来てくれるお客さんをイメージして、割安感を出す販促パターンが多いと思いますが、そうすると「会社帰りのサラリーマン」となるお店が多いですよね。

どうしてもありきたりの販促になって効果が薄れるので、ターゲットを考え直してみましょう。

おすすめするのは、ずばり平日働いていない人、二十歳越えた大学生や、定年退職をして時間を持て余している65歳以上を視野に入れて、販促内容を検討するのも一つの方法です。

フェイスブック広告や、チラシ撒きでは、大学やスポーツクラブに向けて情報を発信したりすると新たな客層を取り込めるかもしれません。

意外と気付かれていませんが、平日休みの仕事の人、サービス業で、例えば美容師さん(とくに美容院経営者)を常連さんに出来ると、平日売上の強みになります。お客さんの職業を聞いて、さりげなく贔屓したりしてみましょう。仲良くなると自分のお店のお客さんも紹介してくれます。

レストラン向けの集客対策

平日の集客

レストランの平日利用客は、やはり大人の女子会を狙うのが効果的かと思います。

美味しい料理を食べられて、お酒は少しだけでいい。「ワインやカクテルを飲める落ち着いた場所」を求めている女性は多いと思いますよ。

狙うターゲット層

職業タイプ

飲み系の飲食店同様、平日に休みがある職種のお客さん、女性が多い職場だと美容系、医療系、看護系などの職種の方を常連さんに出来ると強みになります。

サービス業を何年もやっていると、お客さんの来店日時や一緒に来る仲間、話してる雰囲気などを見て、大体はどんな職業の方かも判断できるようになってきますよね。

先程の話と重複しますが、やはりこっそり贔屓して常連さんになってもらえるよう計らいましょう。

結局のところ、平日にお客さんが少なく、週末にお客さんが多いのは、仕事の休みの前日かどうかが決め手になってくると思います。視点を変えて、平日が休みの職種の人に来てもらえるようにするのが一番効率がいいと思います。

来店動機タイプ

それ以外のターゲットとしては、〝その日”であることに意味がある「記念日」「誕生日」のお祝い狙いです。365日、毎日が誰かの誕生日か記念日ですから。

営業終了時間がバーなどに比べて早いレストランは、記念日だからといって「特別フルコース」をおすすめするのではなく、メイン料理とデザートだけ特別感を演出できれば、仕事帰りのお客さんが来店できるような提供時間が早くて済むメニューを検討しましょう。

そちらの方が、翌日仕事があるかもしれないお客さんの立場にしても、お店側としてもメリットがあると思います。

「当店は特別な日を大切にする方のためにサービスします!」という気持ちを前面に出して情報発信していきましょう。

まとめ

平日にお客さんが少ないのは明日仕事があるからです。明日仕事がない人を狙って販促を考えるのが一番効率的だと思います。