定額制で一ヶ月食べ放題の飲食店【サブスクリプションモデル】

飲食店の集客用販促アイデア16

(※1:2018年8月28日追記あり。 ※2:2019年2月12日追記あり。 ※3:2019年5月14日追記あり。

昨日、プレスリリースされた「野郎ラーメン」の定額制サービスが話題になっていたので、取り上げてみたいと思います。

「月額8600円で一日一杯ラーメンを食べられるサービス」ということです。記事タイトルの「食べ放題」だと、「いくらでも食べられるだけ食べてOK」みたいに聞こえてしまうかもしれませんが、正しくは一日一食分の制限付きです。

定額制サービス(サブスクリプションモデル)という言葉は、最近いろんな業界で流行っていて耳にしますよね。動画や音楽配信がパッと思いつきます。しかしこれらはあくまでビジネスモデル自体が定額課金制であって、販促とはニュアンスが違いますね。

今回の「野郎ラーメンは」18~38歳の野郎限定のサービスですので、それがメインのビジネスモデルではありません。要はこれを上手く利用して全体の利益を底上げしようという試みです。週三回通えば元が取れる計算で、ラーメン好きな人に対しては赤字かな?という感じですね。(ちなみに毎日食べると24000円相当)

そこで今回は、ビジネスモデル自体としても、販促としての利用としても、はたして定額制が飲食ビジネスで普及するのかどうか考察してみたいと思います。

モデルケース

調べてみると少し前から取り入れているお店がけっこうありました。

有名なところだと「うまい棒スナック」(540円ワンドリンク制でうまい棒食べ放題)は確かに一時期話題になっていたので、耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

うまい棒スナックは店内の壁一面にうまい棒がぎっしり積まれていて、インスタ映えして集客効果もすごかったみたいです。

「頭がいいなぁ。」と思ってたら、経営はIT関連会社だったんですね。マーケティング手法を熟知している結果だったわけです。黒字化しているので、多店舗展開する予定があるとか。

それからランチだったりコーヒーだったり、色々あります。ちょっと違う話かもしれませんが、クラウドファンディングを見ていると「10万円で生ビール1ヶ月飲み放題」なんかもありましたね。

カフェに関しては「コワーキングスペース」が流行ったときから予想していましたが、まだまだ数は少ないみたいですね。コーヒー飲み放題の定額だけではなく、採算が取れるプラスアルファの付加価値が必要だと思います。

ご参考までに

月額定額制でランチを”お持ち帰り”できる「POTLUCK」が、2018年9月3日からβ版サービスの提供開始

POTLUCK(ポットラック)は月額制で様々なお店のランチをテイクアウトできるサービスです。

話題のお店や新しいお店のメニューも続々登場予定。あたたかなポットに幸せをたくさん詰めて。 並ぶ時間も毎日のお昼代も気にしない 自由で新しい「ランチ」スタイルを提案します。

参照元:https://www.pot-luck.jp/

これは30日間有効なチケット購入制なので、食べ放題ではありませんが、現在登録されている15店舗(現在は渋谷中心)のランチを定額制でお持ち帰りできるサービスです。登録加盟店が増えて、サービスエリアが拡大したら楽しみですね。

(※↓2019年2月12日追記です。)

2019年2月12日から月額1万2千円で30日間×2(ランチ・ディナー利用で最大8万4千円相当)の「食べ放題プラン」が導入されました。こちらは先着100名限定だそうです。

少しずつ拡大していますね。毎日通えば1食200円で済むのは一人暮らしにはありがたいサービスですね。

ラーメンの定額制サービス 「野郎ラーメン」

関東で15店舗のガッツリ系本格ラーメン「野郎ラーメン」を運営する株式会社フードリヴァンプ(東京都世田谷区太子堂4-24-16/代表取締役社長:林 正勝)は、2017年11月1日(水)に「野郎ラーメンアプリ」をiOS版 とAndroid版で同時リリース致します。

同アプリでは新商品などの情報発信や優待特典など、様々なサービスを展開する予定。
優待サービスの第一弾として看板商品の3種、「豚骨野郎」780円(税込)と「汁無し野郎」830円(税込)と「味噌野郎」880円(税込)の中から、1日1杯月額8,600円(税抜)の定額でご提供するサービス、「1日一杯野郎ラーメン生活」をスタートします。

食べ盛りの学生や働き盛りで毎日元気に頑張っている社会人のみなさまに、ワシワシと当店のガッツリ系本格ラーメンを食べてお腹一杯になっていただきたいという想いを込めた「野郎ラーメン」という名称。その想いを実現したく、もっと気軽にもっとお安く、食べ盛りの野郎世代に腹一杯になっていただきたいと考え、「1日一杯野郎ラーメン生活」を開始します。
定額制だからお小遣いの残りを気にせず野郎ラーメンを1日1杯食べられる。「豚骨野郎」だと12杯食べれば元が取れます。さらに他クーポンや当店オリジナル会員カード「ブタックカード」との併用も可能。毎日お得に野郎ラーメンをお楽しみいただけます。

参照元:http://fr-h.co.jp/news/subscription

コーヒーの定額制サービス 「coffee mafia」

日常を豊かにしてくれるコーヒーを、もっと気軽に、もっとお得に。そういった想いから『coffee mafia』では、コーヒーが飲み放題となる定額会員サービスを提供しています。こちらに登録いただくと月額3,000円〜で、いつでも、何杯でも、無料で高品質の美味しいコーヒーを楽しんでいただけます。

参照元:http://coffeemafia.jp/

フレンチの定額制サービス 「プロヴィジョン (Provision)」

会員のみ月額15000円

会員含め4名まで月額30000円

※1ヶ月間の月額会費です。1ヶ月間に何度お越しいただいてもこの月額料金にほぼ全てのご飲食代が含まれます。(一部追加料金メニュー、ワインを除く)ですが、一度もお越しいただかなくても、こちらの料金がかかります。

※入会時に、プランに応じた当月と次月分の利用料をご請求させていただきます。当月分の利用料は入会時期によって変動します。当月利用料は、1日〜10日 当月分満額、11日〜20日 当月分半額、21日〜月末 当月分無しとなります。毎月のご請求は毎月10日以降に、次月分をご請求させていただきます。

参照元:https://provision-tokyo.com/

(※↓2019年5月14日追記です。)

【日本初!定額制で十割蕎麦が食べ放題!】 「天下そば 人形町店」

十割蕎麦専門店『天下そば 人形町店』(運営:天下グループ株式会社、本社:東京都中央区、代表取締役社長 山本浩喜)は、月額7,000円で、蕎麦の単品メニュー全12種類から1日1杯まで1ヶ月間食べ放題となる定額制プランを2019年4月22日(月)より導入いたしました。

参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000042658.html

厳選した石臼十割蕎麦粉を使用していて、注文を受けてから蕎麦を茹であげるため、十割蕎麦の豊かな香りと歯ごたえを存分に楽しめるそうです。名物の「つけ蕎麦」や「カレー南蛮蕎麦」をなど種類も充実しているので、近隣で仕事をしているビジネスマンには嬉しいサービスですね。

サービス導入時の問題

時間制の「○○放題」とは違って、長期間利用できる会員カードみたいなものだと入会の際の手間や、顧客管理コストがかさむので取り入れるのは大変ですが、スマホアプリが一般的になればもっと普及していく可能性が高いと思います。

自分が経験したわけではないので、あくまで憶測ですが、最近は個人店でもスマホアプリを利用しているところが増えているので、そのアプリ機能を使いこなせばけっこう簡単に利用できそうな気がします。

実際にこの「野郎ラーメン」の定額制はスマホアプリの特典の一つと位置付けています。お店側としてはアプリ利用者にすることで、今後の他のサービスなどにもつなげられるメリットがあります。

しばらくは大手のチェーン店だけでしょうが、そのうちエアレジみたいに大手企業が個人店向けに無料もしくは格安でシステムを利用できるようなものを作ってくれそうな気がします。予約管理システムなんかと同じ流れですね。もう探せばすでにあるのかな?

まとめ

定額制は利用頻度の高い低価格のお店に向いている方法ですね。最近牛丼の「吉野家」なんかはセルフサービスを導入して人件費を削減してカフェ風にしていたり、メニューのバリエーションも増やして、たくさん通っても飽きないような工夫がされているので、そのうち取り入れそうな気がします。(勝手な憶測です)

個人的な見解では牛丼屋でなくても、日替わりメニューを出していてランチ営業をしているお店なら将来的に取り入れるお店は増えると思います。中食を含めて食事の回数は大体決まっていて、独身世帯の増加と人口減少となれば、安定した経営を求めれば必然的な流れなのかな?と思います。