雨の日の販促(6月の梅雨の季節)

雨の日の販促

関東は梅雨に入りましたね。折り畳み傘が必需品になってきました。

今回は「梅雨に入って雨が降り始めてからお客様が来なくなった」という飲食店の経営者さんに向けた内容の記事を書きたいと思います。

6月ならではの販促を考える

本来なら、雨の日でも来てくれる近隣の常連客をつかまえている安定した経営が理想ですが、今回は販促について考えます。

(以前書いたこちらの記事も是非読んでみて下さい。→「雨の日のサービスでリピーターを増やす」)

6月の花嫁限定「結婚記念日サービス」

飲食店といっても「記念日の食事」として利用してもらえる業態のお店向けになりますが、ジューンブライドの方が対象の結婚記念日サービスはいかがでしょうか。

「ジューンブライド」自体も本来はヨーロッパの言い伝えを、梅雨の時期に売上が悪い日本のブライダル業界がマーケティングの一環として取り入れた説があるので、考え方は同じですね。

メッセージ入りのデザートプレートやもしくはお花のプレゼントサービスなど、6月に結婚式をあげるようなロマンチックな人が好みそうなサービスを考えましょう。

このときのポイントは、「記念日デートにおすすめです!」などではなく、「ジューンブライド様限定!」や「6月に結婚記念を迎える方限定サービスです!」など、他の月とは違うサービスをしていることを伝えます。

特別豪華なお誕生日記念サービス

個人経営の小さな飲食店では、予約が入っていない平日の雨の日は、お客様がゼロなんてこともありえます。

お客様が一人も来ないなんて状況だけは何としても避けたいですね。テンションも下がって、食材の鮮度まで落ちて最悪ですよね。

ちょっとくらいのサービスで「雨が降っていてもわざわざその日に来たい」と思わせることは現実的にむずかしいので、やはり一年に一度であるお客様の特別な日である「誕生日」を利用するのが一番だと思います。

とくにお誕生日“当日”であれば家族4人以上の予約で「ご本人様のコース料理全額無料」など、思い切ったサービスを検討してみてもいいのではないでしょうか。(あくまでお店のブランディングを壊さない範囲内で)

外食で美味しいものを食べられて、なおかつお誕生日月の出費を抑えられるのは、親にとってはかなりポイントが高いと思います。

もともとが誕生日や記念日需要の高いフレンチやイタリアンがやりすぎるのは問題ですが、ビストロやダイニングバー、カジュアルレストランなどにとっては効果がある販促だと思います。

最後に

大型のゴールデンウィークが終わって、6月はあまり出費をしたくないという人が増えていると思うので、通常より大胆な販促を試してみることをおすすめします。繰り返しになりますが、理想は雨が降っても関係なく来てくれるような、近隣の常連さんで溢れるお店を目指したいところです。

この季節は雨で濡れたお客様を気遣うような「服やカバンを拭くためのタオル」や、急な雨が降ったとき用の「貸出傘」などを用意しておくとお客様に喜ばれます。

(販促ではなく普通に雨でもお客さんを増やしたいと思っている方はこちらの記事をご覧ください。→「雨の日のサービスでリピーターを増やす」)