都内の飲食店は全面禁煙?

禁煙マーク

東京都が制定を目指す独自の受動喫煙防止条例案の議論が都議会で始まりましたね。

都内の飲食店経営者は、当然注目していると思いますが、他県の方にもお知らせの意味を込めて少し内容をおさらいしてみます。

※6月27日追記です。条例が可決されましたね。これで国と比べて東京はだいぶ禁煙に厳しくなります。従業員を雇っている飲食店は順次(段階的に2020年まで)に対応が必要になってきます。

東京都受動喫煙防止条例案

【屋外喫煙場所設置不可】

幼稚園、保育所、小中学校、高校は敷地内禁煙。

【屋外喫煙場所設置可】

行政機関、病院などは敷地の屋外に喫煙場所を設置する事が可能。

【原則屋内喫煙禁止】

老人福祉施設、運動施設、ホテル、事務所、鉄道などは屋内禁煙。(喫煙専用室設置可)

従業員を雇っている飲食店は原則禁煙。(喫煙専用室設置可)

従業員を雇っていない飲食店は禁煙か喫煙か選べる。(未成年が出入りする場合は禁煙)

飲食店の禁煙と喫煙の今後の対応

条例案は従業員を雇っている飲食店を原則禁煙としていて、成立すれば都内の飲食店は、禁煙にするか、喫煙専用室を設置するかを選択しないといけなくなります。

ちなみに対象となる飲食店の割合は推計84%となっていて、違反すれば罰則があります。

この条例が成立すれば、年内から段階的に施行し、2020年の4月には罰則を含めて全面施行する方針です。

もともとの常連さんが喫煙者ばかりの場合、席数を減らして喫煙室を設けることを考えると思いますが、小さな飲食店が席数を減らすリスクはかなり高いので、飲食店の業界団体は店側が禁煙か喫煙かを選択できるよう求めているようですね。

個人的な感想

自分の周りでは、どんどん禁煙する人が増えていて、「タバコをやめたら急にタバコの臭いが気持ち悪く感じるようになった。」という声をよく聞きます。

「タバコを吸ってる人と食事したくない。」「タバコの臭いのするお店に入りたくない。」と、今までずっとタバコを吸ってきていた愛煙家の人が言うので、世間の流れを考えると、席数を減らして喫煙室を設けるよりは、禁煙でやっていく方法を検討した方がリスクは少ないように感じます。