集客力のある3つのタイプの飲食店とは

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しばらく接客にフォーカスした記事が続いていたので、今回はお店自体の集客力について考えたいと思います。

お店自体の集客力=立地と料理メニューだけでお客様を呼び込む力

これはお店自体のつくりと立地条件、扱ってる料理メニューなどに、どれだけお客様を惹きつける魅力があるのかという経営者の手腕とか接客サービスの良さとか関係なしの話です。

いくら素晴らしいサービスをしていたとしても、お客様の利用する目的に対応できないお店は選択肢から外れてしまいます。逆に利用目的にあった競合店が近隣になければ、それだけで集客が出来てしまう可能性もあります。

自分のお店の強みと弱みを分析して、それにふさわしいアプローチ方法でお客様を呼び込む努力をしましょう。

以下、集客しやすいタイプのお店を挙げてみます。

集客しやすい店舗タイプ

低価格帯の専門店タイプ

  • ラーメン
  • そば、うどん
  • ハンバーガー
  • とんかつ

など、何かしらの専門店でかつ一食1000円前後のメニューを扱っている場合は、お店の特徴を打ち出しやすく口コミにつながりやすいため、食べログやRettyなどの口コミサイトを活用すると集客に効果的です。

有料の口コミサイトの広告利用を検討していない場合でも、無料登録で店舗情報の基本項目だけ掲載したり、お店の常連さんにお願いしてレビューを書いてもらったりするだけでも効果が期待できると思います。

高価格帯の専門店タイプ

  • フレンチレストラン
  • イタリアンレストラン
  • その他高級レストラン
  • オーセンティックバー

などは、シェフやオーナー(バーテンダー)の情報を発信して積極的に露出し、ブランディングすると効果的です。人物紹介写真や経歴などをホームページやブログに掲載していきましょう。

SNSやチラシ、グルメサイトなどではシェフやオーナーのプロフィール経歴はアピールしにくいので、SNSやチラシなどはあくまで拡散用として考え、ホームページやブログなどをしっかりと活用して独自のブランドを確立できるようにしていきましょう。きちんとお店のポリシーやコンセプトが伝われば、次第にお店側が来てもらいたいお客様のタイプが集まってくるようになると思います。

繁華街の好立地店舗タイプ

  • 繁華街に立地するお店
  • 駅前のお店
  • オフィス街や大型施設の近隣のお店

この場合は、ぐるなび、ホットペッパーなどグルメ検索サイトが有効です。

グルメ検索サイトは店舗近隣に会社が多く、駅近、個室、宴会(女子会)OKなどの条件を満たしていると、さらに効果が上がります。

ホームページやブログでは駅近、個室、宴会(女子会)OKなどの条件は必ずSEO(検索上位表示対策)を意識して積極的に情報を発信していきましょう。

SNSの情報発信もランチタイムや終業時間前を狙って発信するなどの工夫をすると良いと思います。

集客しにくい店舗タイプ

上記の例とは逆に、個性的もしくは専門的なメニューがあるわけでもなく、店舗空間(内装)にも特徴がなく、繁華街に立地しているわけでもないお店は、正直に言って集客するのはとてもむずかしいですよね。

ただ、何も対策をしないわけにはいきません。とにかく考えられるだけの需要を探して、それに合わせた工夫をしましょう。

近隣の住人が日常で使うニーズ

「わざわざお客さんが来てくれるほど呼び込む力がない」場合は、「たまたま近くに店があるから寄っていく」店舗周辺の生活圏内の人を取り込む努力が有効だと思います。

  • ランチ
  • ちょい飲み
  • 時間つぶし

悪立地であったとしても、自分の家(または会社)から近いことが一番のメリットと言える利用目的を狙います。

これはとにかくお店の入りやすさが重要です。物理的にも心理的にも来店のハードルを低くするようにします。極力お客様が考えたり悩む必要のないようにするのがポイントです。

  • 店頭の看板(何料理の店かパッと見でわかる)
  • 価格(安い、ワンプライス)
  • メニュー(数は少なく、日替わりがある)
  • 入り口の入りやすさ(天候によっては扉を開けておく)

近隣住民の集客方法

近隣のお客様を狙うには、折り込みチラシ、ポスティング、地域住民に送れるダイレクトメール(郵政)、訪問、ビラまき、フリーペーパーなど、一見地味に感じるような活動の方が早く結果が出ると思います。

このターゲットのお客様はホームページやブログ、SNSなど、わざわざネットで調べるという行為はしませんので、アナログな手段が有効です。

この場合は、やみくもに集客活動をするのではなく時期、時間帯、地域性など考慮して狙いを明確化して行いましょう。

繁盛店の経営ルール

自分の店の集客力に合わせた経営をする。