飲食店って8月は集客できないの?

夏メニュー

毎日猛暑が続いてますね。

正直なところ、用事がない限り家を出たくないと思ってしまいますが、それでも集客の為の努力はコツコツと地道に重ねていきましょう。

今回は真夏に集客する為にやるべき事をいくつか挙げてみます。

夏メニューはありますか?

基本中の基本ですね。

冷やし中華、かき氷、キンキンに凍らせたグラスで飲む生ビールなど、夏だからこそのメニューは用意していますか?

冷やし中華やかき氷と言うと、「うちはそういう店じゃないから…」と言いたくなりますが、とにかく「夏を感じさせるメニュー」は必ず作りましょう。

フレンチなら栄養満点の冷たいガスパチョや、イタリアンなら冷製カッペリーニなど色々とありますよね。

ダイニングバーなら夏限定でキリっと冷やしたサングリアを出してもいいでしょうし、居酒屋なら氷と一緒にビールを出すお店もあります。

黒ビールにシロップを足してかき氷にかけて食べるお店があるっていうのも聞いたことがありますね。

冷たいメニュー以外には、夏バテ対策や食欲不振に効果的な香辛料を使ったメニューや、一皿で栄養価の高いメニューもお客様に喜ばれると思います。

一言で言えば、「夏だから特別ですよ!」とお客様がお店に来たくなる理由を飲食店側が作ってあげましょう。

夏を意識したサービスをしていますか?

暑い日に、ビアガーデンでもないのに暑い場所で食事をしたいと思っている人は少ないと思います。

「お店の構造上、クーラーが効きにくいんですよね。」なんて、のんきにしているオーナーさんはいませんか?

不快な場所(状況)では、いくら美味しい料理やお酒を出しても、感動は半減してしまいます。

エアコンの性能や、換気の流れでお店を快適な状態にすることがむずかしくても、どうにかお客様に楽しんでもらえるよう最大限の努力をしましょう。

例えば…

・おしぼりをキンキンに冷たくして渡す

・卓上に小型扇風機を設置する

・テーブルに扇子を用意しておく

・冷製メニューを充実させる

・トイレにアメニティとして制汗シートやスプレーを置いておく

逆にお店をエアコンで冷やしすぎて、冷え性の女性に嫌がられてしまわないような配慮も必要ですね。

自分のお店は夏向きじゃないとあきらめていませんか?

「2月、8月は売上悪くても仕方ないでしょ?」とか「うちは夏より冬の方が需要があるから。」と、勝手に決めつけて夏の集客をあきらめているお店のオーナーさんをたまに見かけます。

「ビールが飲みたくなる季節は居酒屋が強い。」とか「カレー屋は食欲がないときに行きたくなる。」など。

結局のところ、自分の思い込みで何も対策を施さないお店には、お客様は集まりません。どうせ何をやってもムリだと思うお店は、集客できなくて当然ですよね。

「夏休みはお客様が来ない。」「お盆休みはみんな家で過ごす。」と思い込むのはやめましょう。

逆に「子供連れでも行きたくなるサービス(普段用意していないお子様メニューなど)」を考えたり、「お盆くらいは外でゆっくり美味しい食事を楽しみたい。(家族割引や逆にお盆専用の豪華メニュー)」と思わせる工夫を続けることで、「来年もこのお店に来よう!」とリピーターになってもらえるかもしれません。

まとめ

今回の記事は、「夏はいつも売上悪いから」とあきらめていた経営者さんに向けて書きました。まだまだやれることはたくさんあると思います。厨房は暑くて本当に体力、気力とも大変だと思いますが、水分補給と休息を十分にとりながら、気合入れて夏を乗り越えましょう!