「お客様が減ってしまった」
「売上が低迷している」
そんな悩みをお持ちの飲食店経営者の方にお聞きしたいのですが、以下のような飲食店経営の基本をしっかりとやっている自信はありますか?
売上に悩んでいる飲食店のオーナーさんと話していて気になったのですが、売上アップを悩む前に、プロとしての当たり前と言えるような仕事をきちんとしていないような気がしたので、みなさんにシェアしておきます。
飲食店経営の基本中の基本
販促だとか新メニューだとか、そういう話の前に最低限抑えるべきポイントがあります。これができてなかったら、何をやっても長期的に上手くいかないと思います。
これだけは絶対にやりましょう
- 掃除…汚いところで食事をしたい人はいない
- 笑顔…自分が先に笑顔じゃないとダメ
- 挨拶…目を見ないで挨拶する人を信頼できない
- 管理…感覚じゃなくて数字を把握しましょう
汚いところで食事をしたい人はいない
お客様が来ていないときに何をして待機していますか?
多くの場合、厨房では仕込み、ホール業務なら備品のチェックや事務仕事などでしょうか。
通常業務で間に合わない仕事が多ければ仕方ないのですが、理想を言うなら日常的な仕事は計画的に間に合わせる段取りを組みたいですね。
そして、台風などでお客様が全然来ない日には、普段手の届かない場所の掃除をおすすめします。本気になれば、きれいにした方が良い箇所は絶対に見つかります。
一昔前なら、手の空いた時間は掃除するのが当たり前だった気がするのですが、今は店員が(オーナー含め)スマホをいじってヒマを持て余す姿をよく見かけます。
掃除しましょう。
自分が先に笑顔じゃないとダメ
自分のお店の売りポイントが「頑固おやじキャラ」でない限り、笑顔を作る意識は持った方が良いと思います。
「お客様が笑顔になるようなサービスを」「もっと笑顔で接客してほしい」と、パートやアルバイトスタッフに指示する経営者の方は、自分が笑顔でスタッフに接しましょう。笑顔は人に移ります。
「威厳を保つため」にヘラヘラできないという人もいますが、メリハリの問題だと思います。
仕事の出来る人は何事も「緩急」の付け方が上手いです。
笑顔見せましょう。
目を見ないで挨拶する人を信頼できない
繁盛店にするとか売上を上げるとか以前の話です。お客様の帰り際に目を見て「ありがとうございました」と伝えましょう。
これは人としての在り方みたいな話ですが、作業しながら顔を向けずに御礼を言われても嬉しくありません。
さらに言えば、お客様以外に日頃からスタッフやお世話になっている業者さんにもきちんと挨拶をしない経営者さんって意外に多いんですよね。
これは考え方によってはラッキーです。たったこれだけを意識するだけで、他の店より一歩リードできます。今のスタッフやお付き合いのある業者さんは自分のお店にプライベートで食べに来てくれていますか?
感覚じゃなくて数字を把握しましょう
なんとなく自分の感覚で経営をしていると、いざ改善を迫られたときに対策を見つけることはむずかしいです。
「いつから」「どの客層が」「どんなシチュエーションが」「どのくらいの売上が」どう変化したのか把握できていますか?
ホームページのアクセスや、実際の売上表を確認すると、オーナーさんの感覚とお店の結果が離れていることがよくあります。
いくらミーティングで話し合ったり、みんなで販促などの知恵を絞り合っても、問題があやふやな状態で満足のいく提案を導き出すことは不可能だと思います。
せっかく時間を費やして売上改善を目指すのであれば、日頃の数字をしっかり管理して有効な対策を練りましょう。
最後に