看板メニューの3つの役割
看板メニューは店の顔となって営業マンの代わりになってくれる存在です。うまく確立できれば新規集客、リピート率UP、利益UPに貢献してくれます。小さな店舗経営では利用しない手はありません。
看板メニューの効果、役割について考えてみましょう。
新規集客
メディアに取り上げてもらったりSNSや口コミで拡散してもらうのには、相手が取り上げやすくするような工夫がお店側にも必要になります。その最たる例が看板メニューです。
覚えてもらうことが重要なので、他の店との差別化を狙ってややこしいオリジナルのメニューをつくるより、一般的にわかりやすいものをアレンジして印象に残るようにしたメニューが良いと思います。
具体的にはインパクトある見た目、ありそうでなかった組み合わせ、調理法などのインパクトを意識すると印象に残りやすくなります。
- 見た目…すごく大きい、姿づくり、形状の変化、ありえない食器、目いっぱいのグルメ食材。
- 組み合わせ…食べるのに抵抗があるくらいのもの。(例、納豆ソースのハンバーグ)
- 調理法…ぶ厚すぎるとんかつ、四角いクリームパン、ハート形のお好み焼き。客の目の前で仕上げる。
お店の雰囲気と相性の良し悪しがあると思いますので、あくまで一例です。自分の店に応用できないかアレンジの参考にしてください。
リピート率アップ
印象に残るという点では新規集客のポイントと同じです。看板メニューでお客様にインパクトを残して「また食べに来たいな。」と思ってもらいましょう。
そのためには、季節やイベントをイメージさせて、そのシーズンになると店を思い出してもらえるようにするなどの工夫が効果的です。グルメ食材をふんだんに使用してお得感を煽り、次回は他の知人を連れて来てもらうようなしかけを作ったりします。
グランドメニューで通年だしているメニューもいいですが、季節がきたら「あの店であのメニューを食べなきゃ!」と思ってもらえるような看板メニューがあっても良いと思います。
利益アップ
看板メニューというくらいなので、もちろんお店の利益率には大きく影響してきます。お店で一番よく出るメニューの宿命です。良くも悪くも影響力が大きいのが看板メニューです。
例えば、食材自体は原価を抑えた一般的なものを使用し、他のお店がやっていないようなひと手間を加えるだけでも看板メニューになりえます。あからさまに原価を抑えてる感が出てしまうと失敗しますので注意してください。
逆に高級グルメ食材などで看板メニューの原価を思いきり高くすることで集客効果を高めることも可能です。ここにお金を使うことで、相対的に他の販促費用を抑えることもできるかもしれません。